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サヤ取りの組合せの有効性を判断するためにいくつかの「検証」画面が用意されています。今選んだ(または表示されている)組合せを今の値幅でサヤ取りをはじめたらどれだけ儲けられるのか、またどの程度の損失を覚悟しておく必要があるかは事前に知りたい情報ではないでしょうか?
画面上部にある「該当取引数」とは、この組合せで現在の値幅かそれより有利な値幅が引け値ベースで過去何回出現したかを示しています。
画面下部左の「達成取引数」は、該当取引発生時に建玉したと仮定し納会まで個別にシミュレートして指定された条件「追証回数=許容損失幅」と「期待利益金=利益率」を満たした日(引け値ベース)があればその該当取引は達成したと判断しています。
「確率」は「達成取り引数」÷「該当取引数」×100%で算出しています。上記画面の追証条件0の行(画面の赤線で囲った行)では、該当取引数148回に対して、「追証0回」「利益率30%以上」の該当取引数は130回で「130÷148×100=87.84(%)」となっています。
この「確率 87.84%」の意味は
「現在の価格差(サヤ)」と同じがより有利なサヤが過去148回発生しており、そのつど建玉していれば、130回は追証になることなく且つ30%以上の利益を得る機会が少なくとも1回はあったことを意味しています。そして残り20回は、追証がかかった、もしくは30%以下の利益しかあげる機会がなかったということを意味しています。委託者の皆様の利益目標や追証許容回数の条件を変更して再検証すれば、より詳細な情報を取得できます。
目標を達成した130個の個々の詳細をいちいち検証するのでは大変ですから、最大利益額と最大損失額を参考にサヤ取り注文の組合せを見つけることができます。あるいは、「組合せチャート」「価格差グラフ」「達成期間分布グラフ」を利用することで、より戦略的なサヤ取り注文の組合せを探すことができます。
この情報で注文を出す場合の戦略としては、「今からこの価格差(サヤ)かそれより有利な価格差が発生するたびに毎回建玉していけば、10回のうち8回は危なげなく利益が期待できる、残り2回については追証判断を誤らないようにしよう。これを繰り返して100回ほどやればよいということだね」といったことになるでしょう。ポイントは損失も織り込みつつ機会を逃さないということになります。
ただしここでちょっと注意していただきたいことがあります。
「該当取引数=5 , 達成取引数=4」も「該当取引数=100 , 達成取り引数=80」もどちらも確率は80%と表現されるということです。同じ80%でも該当取引数5回の組合せは、建玉する機会が少ないということですから、細かく建玉することによりリスクを分散する手法がとれないことになりますから注意が必要です。確率の高さだけではなく、該当取引数にも注目して下さい。もちろん「該当取引数が少ない=めったにない機会が今訪れている」という考えもないではありませんが・・・
サヤ取りは、価格差はある範囲(ボックス圏)に収まるよう変動している、その範囲を少しだけ超えたときを狙うことが基本です、その範囲を大きく逸脱しているように見える(該当取引数が少ない)場合は、要注意ということです。
株式とは違い、上場商品は値が下がっても無価値になることはありませんし(金やガソリンがタダになることはまあないでしょう、株式は倒産などでありえます)、10倍以上の価格に急騰することもありません(株式の場合は、画期的な製品の大ヒットなどでありえますね)ので、本来値段の変動幅(ボラティリィティ)は、株式と比べると緩やかです、にもかかわらず先物商品の値動きがきつく感じられるのは、証拠金が安く設定してありレバレッジが大きいからなのです。この特性を理解し商品間に存在する価格差のボックス圏を観察研究すれば、商品先物取引におけるサヤ取りの優位さが見えてくるでしょう。
「サヤ取りメニュー」通じて発注成立した建玉は、そのときの期待利益や許容損失の設定情報を照会できますので、仕切のタイミングなどの管理に役立てることができます。
しかし、そうしなければならないということでありません。あくまでも参考情報であり、いつでもお客様の判断で仕切ることができますし、片方だけをはずしサヤ取りを解除することも自由です。
「サヤ取りメニュー」の情報を生かし、目標利益額と損失許容額のバランスをとってなによりも自分の戦略をしっかり持つことが大切です。 |